大黒 貴之 展
Daikoku Takayuki Solo Exhibition
再誕「そして、実をまた、生を宿す」
枯れ木に新芽が生まれるように生命力あふれる彫刻展
2006.5/8(mon)〜5/13(sat)
平日 12:00pm〜19:00pm 最終日 12:00pm〜16:30pm
再誕「そして、実はまた、生を宿す」
DNAを、木の棒切れに巻きに巻いて、植物が茂りました。
枯れ木に花を咲かせようと試み、遠い異国の地にて、実を付けました。
人の厳しさ、優しさをその実は感じ、その木は、一度枯れたのです。
地に落ちた実は、大和の空気の中で、小さな、小さな根を伸ばし、再び、芽を出し始めました。

ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨くことができないように、
人は人からしか磨かれることはないのです。

たくさんの人に、栄養と愛情を注ぎ込まれ、新たに息吹を出した芽は、
心の中からウチナルセイブツとして吹き出し、新しきモノに変態した。

そのモノは、心のフィルターを通した、あなた、もしくは、わたしなのです。

枯れ木がありました。
しばらくすると実がつきました。

私は、この実が真に生り、善き花が咲くように試みています。
そして、生きとし生けるものすべてに、心の花が開くよう願っています。

何度、転んでもいいのではないでしょうか。

実はまた、生を宿す。
タイトルとしての再誕
今まで、私は、転んで起きての繰り返しでした。
それは、あなた、あるいは、あらゆる生命においても同じではないでしょうか。
人は、何度も生を宿し、引力によって、引き付けられ、出会います。
その生命の営みを彫刻したいと願った時、体はすでに動いていたのです。
履歴
大黒 貴之 Daikoku Takayuki

略歴 1976 滋賀県に生れる
1999 大阪芸術大学芸術学部美術学科 卒業
2001 大阪芸術大学大学院芸術制作研究科 修了
2001〜2003 ドイツ(ベルリン)に滞在
1996〜2003 中国、タイ、イギリス、オランダ、チェコへ渡航
現在 大阪で制作、在住

個展 1998 「巻」 大阪ドーンセンター (大阪)
2000 「礎」 Galerie Ou (大阪)
2001 「枯れ木に花を咲かせよう」
千早自然と星のミュージアム
(大阪)
2003 Intervention ?T: Takayuki Daikoku @Ksb
KioskShop Berlin
(ベルリン)

グループ展 1998 日中交流展 大阪芸術大学 (大阪)
1999 Interlink〜介在する行為〜 クリスタルタワー (大阪)
2001 大阪芸術大学大学院 修了展大阪市立美術館 (大阪)
2002 Installation in Serie?T Otto-Nagel-Galerie (ベルリン)
2005 「BEYOND THE BORDER」 茶屋町画廊 (大阪)

シンポジウム 1998 滝畑 Art working 参加 (大阪)
2003 International Wood Symposium vol.8 ,in Germany参加 (リーデルホーフ)

Workshop 2003〜2005 藤の里保育園にて、作品展示及びワークショップを実施 (高槻市)
ギャラリー内での制作風景
ART
作品データは以下の順に記す。作品名/制作年・展示場所/素材/寸法(cm)

作品のスライドショーを見る。
巻1999
1999    (大阪)
木・荒縄
350x300x270cm
枯れ木に花を咲かせよう
2001 (大阪)
木・和紙
260x545x515cm
Flora 〜春の訪れ〜
2002(Berlin Otto-Nagel-Galerie)
木(ポプラ)・和紙・アクリル
285x150x700cm
Der Stern Kilngelt 〜星が鳴る〜
2003 (lnternal Wood Symposium in Germany)
木(ブナ・楓)・和紙・アクリル
300x280x280cm