林 和音 展
Kazune Hayashi Exhibition
ー自然の声を織るー
「ポカッと開いた穴」が埋められていくように。
自然とのキョリ 人とのキョリ  「そして、身近に・・・・・。」

2007.10/22(月)〜11/3(土)
日曜休廊

■平日12:00pm〜19:00pm 土曜日12:00pm〜16:30pm
「ポカッと開いた穴」が埋められていくように。

自然とのキョリ 人とのキョリ 作品を通して近づきたい。

吸い込まれるような自然パワーを身近に感じていたい。

自然と人と。

開いたり、埋められたり。

覗き込んだり、包まれてみたり。 近づいたり、離れたり。

ポカッと心をリラックス。
タイトルとしての「ポカッと開いた穴」
「ポカッと開いた穴」はいつ開いたのか、いつ埋められていくのか…。
開いていく、埋められていく行為が私の中で「自然と触れ合うこと」「制作する こと」 で成り立っていく。
だから自然に触れていたい、
制作していたいと思う。 誘われるように自然素材に魅力を感じながら。
履歴
林 和音 Hayashi Kazune

略歴 1984 大阪府に生れる
2005 近畿大学文芸学部芸術学科/造形美術専攻/染織コース卒業

個展 2007 「ポカッとあいた穴」 ー自然の声を織るー (ドットアートコスモ・大阪)

グル-プ展 2003 OBPアーツプロジェクト「ART IN PEACE」
2005 近大染織5レンジャー展 (ドットアートコスモ 大阪)
2006 近畿大学文芸部芸術科作品展 3/14〜31 (在ベルギー日本大使館広報文化センター)
近大染織連者展 (ドットアートコスモ・大阪)

公募展 2005 池田市美術展入賞
ART
作品データは以下の順に記す。作品名/制作年/寸法(cm)/技法/素材
*「気模様」
2005(大阪) .
140×180
平織り
絹糸(酸性染料)

着物の形体・色により(黒=安心感・黄色=不安感・赤=体に流れる血)
これらの入り混じった感情を横絣で表現。
この感情を日々体験し繰り返し、安心感を求める。体に暖かい血が流れ、
ココロから笑いながらの生活を願いながら糸・色を織る。

*「賜物 1」
2005 (大阪)
230×175
平織り.
羊毛.サイザル麻.シュロ縄.羊毛.ラフィア.
シュロ縄.黄びそ.あけび蔓.藤蔓.(天然染料)

自然が創り出す世界がとても面白く心に残った。
山や草木、落ち葉から無造作に創り出された姿を見て、無限に広がる力強さ、
生命力を思いがけないところからいただいてきた。
これが私の原動力となって様々な事に働き掛けてくれているきがする。

*「賜物 2」
2006 (大阪)
330×250
平織り.
サイザル麻.羊毛.樹皮.ラフィア.シュロ縄.黄びそ

雨上がり、晴れた夕暮れにキノコを見つけた。切り株には白っぽい色と黒っぽい色の
キノコが面白く分かれていた。
溢れんばかり、湧き出てくるように。その力強さと生命力にとても惹かれた。
雨上がりのせいか、無彩色だったキノコがとても鮮やかに見えた。
色味のないものでも立体に見える。光と影の繰り出す関係が面白く感じた。

*「ポカッと開いた穴」が埋められていくように。
2007 (大阪)
275×250
平織り
サイザル麻.羊毛.樹皮. ラフィア.シュロ縄.黄びそ.藤蔓

自然とのキョリ 人とのキョリ 作品を通して近づきたい。 『力強い生命力』 『無数に生きる物』 『様々に生きる物』 私にとってパワーの源。自然の偉大さ。 人にはできないような「力」「生命力」を見つけると人の無力さが分かる。 人は自然なくては暮らしていけない。 自然と接することでポカッと開いた穴が埋められていく。
展覧会風景
―自然の声を織る―
自然とのキョリ 人とのキョリ『そして、身近に・・・・・。』
2007.10/22(mon)〜11/3(sat)