酒井 沙織 Saori Sakai -“ORI×Installation”-
2009.9/14(月)〜19(土)
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「嗚呼、愛すべきマモノ」 マモノが居ル。 あぁ、そこに居ル。 マモノは隙間に居ル。 何かとズレた隙間に居ル。 ヒトリではヒトツでは存在しない。 モノとモノの間を示す。 ヒトとヒトの間を示す。 マモノを勝手に恐れてはいけない。 よく眺めなくてはいけない。 マモノは忌むべき存在か? 見るに堪えない姿形か? その姿は、隔たりを恐れる各々が生むのだ。 その存在は、曖昧なサカイメが誤魔化すのだ。 マモノは何かと何かをつなぐモノ。 至らなくても、構わない。 その存在を見つけたら、 その先の何かに向って、誰かに向って、 やりとりを始めよう。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
タイトルとしての「嗚呼、愛すべきマモノ」/ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
マモノはまぼろし、実際には見えない。 片方でゆたかなこの場所では、 ナイことは悪。 だからマモノを恐れる。 未熟。 興味も、関心も、実感も、自らのコトバもない。 それは、与えられるものばかりで、 隙間を埋め続ける結果。 ならば、隙間は開いている、のがいい。 たくさんのものが通って、流されて、くっついて。 自分から、そのかたちを確かめたい。 削って刻まれて、つくったかたち、 それが身につくこと。それがわたしたちの実感となる。 マモノは何かと何かの隙間ではじまりのキッカケをつなぐ。 だから居て、欲しいと望む。 その存在を織る そして出現するマモノ 織ることは自らの体で、居ることを確かめること。 それは、自らの手で触りたい欲求。 理性のシロクロ、二択を超えるための、感情と想いのアカ。 それぞれの触感で、存在の重さを示すこと、 少々の矛盾も超えていくための色。 マモノはいつも、誰かと何かを求める隙間で、動き続ける、ヒトを表す。 【―“ORI×Installation”―】について。 技法→織、素材→糸 × インスタレーション “ori”こだわり、“ヲリモノ”の造り手と 、 技法×インスタレーションで存在を表す表現“ORI×Installation” |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履歴 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ART | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
展覧会風景 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|